郷土を愛する道徳の授業

 「伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度」を育てることとをねらいとし、福岡独自の教材として「鹿踊・剣舞」への思いを育む道徳の授業が行われました。4・5年生は、「鹿踊・剣舞の復活」というお話での授業をし、今年は、保存会の会長さんにお越しいただきそのときのお話などを更に詳しく教えていただきました。400年近くも前から続く鹿踊・剣舞ですが、戦争で途中20年近く途絶えた時期があり、再度復活に至るまでの思いを知り、自分たちが継承していく意味も感じたようでした。


また、6年生は、これまでを振り返り、これからにつなぐために自分たちにできる最後の師匠としての役目について考えていました。いよいよ来週から、3年生の練習も始まります。師匠としての最後の役目を6年生にがんばってもらい、また次の世代へ伝承していくこととなります。


こうやってこどもたちは思いをつないで、50年伝承してきたのです。踊るだけでなく、郷土を愛する心も鹿踊・剣舞を通して育まれていることが感じられる授業でした。